※ 検索ワードを区切るスペースは半角でお願いします。
ターボチャージャは,自動車,船舶等のエンジンに用いられており,その燃費性能の向上や排ガスの抑制へつながることから,需要が伸びている。私たちは,受注拡大に向けて開発リードタイムを短縮し,顧客ニーズへの迅速な対応を図っている。ターボチャージャの試作においては,コンプレッサカバー(C/C)およびタービンハウジング(T/H)は車種毎に取り合い形状が変わる上に,鋳造での製作に日数を要するため,これら部品の試作期間の短縮が重要な課題となっている。 3Dプリンティングは鋳型を製作することなく,3Dモデルから直接,部品を製造できるため,鋳造による試作に対し,納期短縮が期待できる。そこで,私たちはC/CおよびT/Hの試作に3Dプリンティングを適用し,鋳造で30日程度を要する試作期間を半分以下に短縮するプロセス確立に取り組んだ。 3Dプリンティングの適用においては,対象とする材料,部品寸法,装置の操作性等を考慮して,レーザ方式の粉末ベッド方式3Dプリンタを採用することとした。C/CおよびT/Hの製造に3Dプリンティングを適用する際の課題として,...
お気に入りから削除しますか?