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近年,Internet of Things(IoT)の分野においてはエナジーハーベストとの連携が注目されている。将来,トリリオン・センサ(年間1兆個)の時代が到来すると予測されているように,無数にセンサや通信デバイスが活用される社会が想定されている。このように様々な場所にセンサが設置された世界において,センサに使われる電源の確保が大きな課題と言われている。 このセンサデバイス用の電源としては,センサを設置する自由度の観点から一次電池を用いるのが一般的である。しかしながら,一次電池は消耗品であり,使い続けているといずれは交換が必要となる。低消費電力を謳い,10年交換不要というようなものが出てきているが,無数のセンサを用いるようなシステムにおいて一次電池を用いると,電池そのもののコスト以上に,その交換作業にコストがかかることが問題視されている。さらには,設置後の交換が難しくなるような高所や人があまり訪れないような僻地にこそ,センサを設置したいという需要もあり,こういった場所では電池交換はより困難な作業となる。また,公共施設への設置に対しては,誰が電池交換をするのか,という問題も発生する。そこで,こういったセンサ...
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