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2019年の世界の1次エネルギー総消費量は,583.9 EJ(E=exa(エクサ)=1018)であった。これは,前年比1.3%増に相当し,2010年以来最も高い増加率であった2018年における前年比2.9%増の半分にも満たないものである。なお,石油,石炭,天然ガスの消費量は,それぞれ,193.0,157.9,141.5 EJであり,これら3つの化石燃料が1次エネルギー総消費量の84.3%を賄った。ここで,2019年末における石油,石炭,天然ガスの可採年数(R/P ratio)は,それぞれ,49.9,132,49.8年であった。 2019年の世界の石油消費量は,前年比で0.9%(90万バレル/日)増加した。2019年の平均原油価格は,64.21米ドル/バレルであり,前年平均値71.31米ドル/バレルから,やや低下した。石油消費量の増加は,中国における前年比増加分(68万バレル/日)によってもたらされている。一方,原油生産量は,前年と比べてわずかに減少し,世界全体で,前年比減少分は6万バレル/日であった。米国での前年比増産量が最も大きく(169万バレル/日),ブラジル(20万バレル/日),カナダ(15万バレル/...
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