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2019年6月には,G20大阪サミットが開催され,気候変動・環境・エネルギー問題が議題として取り上げられた。このような世界各国の動きに合わせ,産業界ではSDGs(Sustainable Development Goals,持続可能な開発目標)の達成が企業の経営課題として重要視されている。近年の事業環境としては,化学工業の場合,国内の製品出荷額や従業者数1),設備投資額は増加傾向である2)。また,海外の生産比率3)や投資比率も増大している4)。その一方,国内における設備の高経年化,将来的な労働人口の減少といった問題や働き方改革による労働生産性向上といった課題を抱えている。このような状況の中,腐食防食分野においては,環境・エネルギー問題に関連する新たな発電プロセスと化学プロセスに関わる腐食防食技術や,センサーと通信技術を有効活用した腐食管理技術が重要視されている。 2019年11月に米国腐食学会(NACE International)が主催とするNACE East Asia & Pacific Area conference 20195)が日本で6年ぶりに開催されたが,本会の冒頭にはSDGsの視点で見...
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