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本稿を執筆するにあたって,まだ修士1年であり化学工学の知識も,研究者としての経験も乏しい私に何が書けるだろうかと考えた。しかし逆に,そんな駆け出しの研究者であり化学工学会員である私が1年間この学会誌編集委員会の一員として得た経験は,誰にも無いものだと思い,そのことについて振り返ることとした。 私は研究室の先輩でもある前任者から引き継いで,2020年度化学工学会誌編集委員会の学生委員を務めてきた。一昨年の年末に前任者から「学生委員の仕事をやってみないか」と話をもらい,引き受けたときは研究室の同期との分担の一環として仕方なく了承した側面が大きかった。正直な話,学会誌が毎月発行されていることは,研究室に置いてあるため知ってはいたが,学生委員の話をもらうまで中身を読んだことは一切なく,本稿が掲載される「学生会員の声」という連載が毎号掲載されていることも知らなかった。当初は,昨年度3月の編集委員会に前任者とともに出席させていただき,編集委員の先生方への顔見せをおこない,ある程度編集委員会の雰囲気や流れを掴んでから実際に1年間活動する予定であった。しかしながら,新型コロナウイルスの流行に伴い,昨年度3月の編集委員会には...
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