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カヌースラローム競技とは,250 mほどの区間に設置された18~25個のゲートを指定された順番に通過しながら,スタートからゴールまでの時間を競う競技である。ゲートには2種類があり,1つは緑と白で色分けされたダウンゲート,もう1つは赤と白で色分けされたアップゲートと呼ばれる。ダウンゲートはコースの上流から下流に向かって通過し,アップゲートは下流から上流に向かって通過しなくてはならない。このゲートは2本のポールで構成されており,ゲート通過時にポールに触れるとペナルティタイムとして2秒,ゲート不通過で50秒がゴールの通過タイムに加算される。単純に言えば,スタートからゴールまでの1/100秒を競う“速さ”とゲートを通過する“テクニック”が求められる競技である。 現在,このカヌースラローム競技のトップにいるのは,ヨーロッパ選手たちである。また選手の出身地を問わず,世界で戦う選手の多くが使用する船艇のほとんどはチェコ,スロバキア,ポーランドで開発されたものである。日本人選手もこれらの船を使っている。このヨーロッパで開発された船は,欧米の選手を対象として設計されており,日本人選手にとっては体型が合わないものとなっている。...
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