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何もない空中に3次元の立体映像を形成する「空中映像」技術は,近年,新たな表現方法のデジタルサイネージやディスプレイとして注目されている。また,新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大に伴い,感染経路の大きな要因として考えられている接触感染1)の防止のため,空中映像を非接触式センサーと組み合わせた非接触式スイッチの用途拡大が進んでいる。特に,エレベーターのスイッチ,券売機のボタン,ATMのタッチパネル,自動販売機類のボタンやスイッチのように,我々が日常生活をおこなう上で,不特定多数が触れるスイッチ類は新型コロナウイルスの接触感染源になる可能性が高いと推測されている。また,上記を含むスイッチ,ボタン,パネル類は,様々な場面で日常生活に密接しており,それら全てを無くすことは不可能と考えられる。 一般的に立体映像として馴染みがある技術としては,両眼視差を利用したステレオ式3Dテレビなどがあり,それらは,観察者(映像を見ている人)の両眼視差と輻輳により奥行きの手がかりを与えて,立体的な映像を視覚できるようにしたものである。しかし,それらの多くは,ゴーグル状の特殊な専用の眼鏡や類似のデバイスを装着する必要があり...
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