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新型コロナウイルス感染症の世界的な大流行により,感染症対策の要となるワクチンや治療薬等の開発が各国の威信をかけて進められ,感染拡大防止と経済回復に向けてバイオテクノロジー関連分野の重要性,必要性が一般的な人々にも再認識されたと言える。さて,感染症のパンデミックに加えて,気候変動,海洋プラスチックの問題など,地球規模での課題が浮き彫りとなる中で,諸外国では経済回復と環境投資を一体的におこなう投資計画が進められている。特にEUでは「グリーン成長」と「デジタル化」を柱にした成長戦略を掲げ,英国でも同様に「グリーン産業革命」を経済復興計画の中心に捉えている。我が国も,2050年までに温室効果ガス排出を実質ゼロとするグリーン社会の実現に最大限注力することにしており(バイオ戦略2020),第6期科学技術・イノベーション基本計画(2021年3月閣議決定)においても,気候変動問題を含む地球規模課題への対応が大きな柱の1つに位置付けられている。毎年,更新が進められているバイオ戦略の推移についてはこれからも注視する必要がある。 このような状況下,内閣府ムーンショットプロジェクト目標4(PD:山地憲治(地球環境産業技術研究機構 ...
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