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この度,「酸化物と金属イオンの間の固液界面反応−女子学生との共創−」という題目で女性賞を受賞し,本欄執筆の機会をいただきましたことに感謝いたします。化学工学会に男女共同参画委員会が発足したのが2003年8月。私がこの委員会に加わり活動に参加し始めたのは,確か2004年だったと思います。当時の化学工学会では若手の女性会員はちらほらいるものの,委員長をお願いできる年齢層の女性会員がなかなか見つからないという状況でした。その後,途中3年ほどの休止期間も含め,足掛け20年近くに亘って委員会に関わり,化学工学会における男女共同参画の活動が次第に充実する過程を見て参りました。学会の大会に出かけると,参加している女子学生や女性会員の割合は確実に増えていると思います。どうしたら女性会員が増えるのか,委員会で真剣に話し合いを重ねて来た者として嬉しく感じています。委員会活動については,学会参加者に向けた託児制度や女性賞の創設も思い出深いです。しかし,自分がこの賞をいただくとは夢にも思っていませんでした。そして何よりも,委員会活動を通して多くの女性会員と知り合えたことは私にとって人生の宝物です。個性豊かな女性研究者,そして私たちの...
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