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2023 Vol.87 No.7 特集

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特集 創薬の様々なプロセスにおける
インフォマティクス活用の潮流

特集 樹脂の成形加工プロセスでの
インフォマティクス技術

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特集

製品開発を変えるプロセス・インフォマティクス
機械学習を活用した化粧品の感触設計支援

 近年の化粧品業界は,OEMメーカーの成長や異分野産業からの業界参入により,製品価値や搭載技術のコモディティ化が進み,各社が差別化競争でしのぎを削っている。これに伴い,製品ライフサイクルは一層短縮化し,複雑化・多機能化するハイプレステージ製品であっても,例外なく短期開発が求められるようになった。  その一方で,化粧品開発の現場では,開発担当者の長年の経験や勘に基づく原料や製法の選定,サンプル品の作製と評価を繰り返すトライ&エラー的検討に終始しており,従来型のモノづくりでは市場変化の早さに追従できなくなってしまうリスクが高まっている。これまでは,そうした状況を人手を確保することで解消してきたが,我が国の生産年齢人口比は1995年をピークに減少の一途を辿っており,持続可能な解決策にはなり得ない1)。  そうした現状を踏まえ,我々はこれまで蓄積してきたデータを十二分に活用して品質設計の確度を高めることで,少ない人員でも短い時間で,精度高く化粧品を設計するための方策を様々検討してきた。その1つとして,化粧品の処方情報を入力することで,化粧品製剤の感触を予測することができる支援ツール(感触予測AI)の開発が挙げられる(図...

大久保 堅三郎
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大久保 堅三郎

Cosmetics Design by Using AI-Driven Formulator

Kenzaburo OKUBO

  • 2021年 九州大学大学院理学府化学専攻修士課程修了

  • ポーラ化成工業(株)フロンティアリサーチセンター 研究員

藤山 一平
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藤山 一平

Ippei FUJIYAMA

  • 2011 年 関西学院大学理工学研究科

  • ポーラ化成工業(株)製品設計開発部内容物開発センター 副主任研究員・技術士(化学部門)

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Online ISSN : 2435-2292

Print ISSN : 0375-9253

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