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2022年は日本のプロセスシステム工学(Process Systems Engineering;PSE)にとって数十年に一度の特筆すべき年となった。まず,3月末には,1976年に発足して以来日本のPSE分野の産学連携の中心的役割を果たしてきたプロセスシステム工学第143委員会(日本学術振興会産学協力委員会)が,日本学術振興会の方針変更に伴って廃止された。これに伴い,化学工学会システム・情報・シミュレーション部会(SIS部会)内に新たに設置したプロセスシステム工学分科会(通称PSE委員会)へ第143委員会の事業が譲渡され,4月より新たな枠組みの下で活動を開始した。次に,6月には,PSE分野を代表する国際会議である14th International Symposium on Process Systems Engineering(PSE2021+)を京都で開催することができた。この2つについて少し詳しく説明する。 PSEという言葉が世界で広く使われるようになったのは,1982年に京都でPSE’82が第1回PSE国際会議として開催されてからである1, 2)。それ以降,PSE国際会議はPSE分野を代表...
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