※ 検索ワードを区切るスペースは半角でお願いします。
凍結保存技術は,細胞,組織,食品などに幅広く利用されており,多忙な日常生活を送る現代の私たちになくてはならない存在である。近年,冷凍食品は新しい道に進もうとしている。今後,高齢化と労働人口減少の一途を辿る日本において,宅配サービスや大量調理の現場での利用,フードロスの削減等,様々な問題への打開の一手となるだろう。冷凍技術の向上は,食品の長期保存に限らず,細胞や組織の凍結保存を始めとする医療分野でも有用性を示してきた。 一方,フォーブスの記者からは「米国の実業家であるクラレンス・バーズアイ氏が急速冷凍技術を開発してからこの約100年間冷凍技術はまったく進化していない。ただ温度が-30℃・-40℃・-50℃・-60℃と変化してきただけで,それ以上の革新的な進化(技術進歩)は見られない。」と言われているのも事実である。 人類史上類を見ない人口増加と世界規模の異常気象が頻発する現在こそ,限りある資源を有効活用するために,新たな技術の開発が必要である。私たちは,急速冷凍技術ではできない,細胞を生かすという新しい技術開発を目指し,「CAS(Cells Alive System)」という独自の複合型エネルギーの利用技術...
お気に入りから削除しますか?