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わたしたちの多くは,日々の暮らしの中で,LPガス(もしくはプロパンガス)や都市ガスにお世話になっている。可燃性のガスを個々の家庭において安全に利用するためには,ガス警報器の設置が欠かせない。安全意識の高まりとともに,80年代から90年代にかけて警報器の普及が進み,それとともに事故件数や死亡者数が減少してきた。ガス警報器工業会によると,ガス警報器の普及率は近年横ばいになっており,LPガスで80%強,都市ガスで40%強となっている。つまり,普及が進んだと言っても都市ガスに限っては,利用世帯のうち60%近くもの世帯には警報器が設置されていないのだ。 2019年1月1日現在の国内世帯数は58,527,117世帯だ1)。このうち半数が都市ガス利用世帯であり,設置世帯数はその4割の1,170万世帯だ。5年おきの交換需要は約230万世帯であり,警報器1台が1万円とすると230億円の市場である。設置率を2割向上させれば115億円の市場が生まれる。国内においてガス警報器を設置していない潜在的顧客に加えて,欧州・北米・中国でも安全意識の高まりとともに設置ニーズが存在し,世界にはさらに大きな市場が存在している。さらには,現在は国...
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