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スマートエネルギー利用植物工場は,文科省の大学発新産業創出拠点(START)事業のプロジェクト案件の一つである。2012~2014年度まで事業プロモーターのDBJキャピタル(株)とともに中東などの高温,多太陽エネルギーの地域および国内を対象に,安価でメンテナンスの容易な植物工場を実現する温湿度独立制御技術と太陽集熱技術の開発をおこないながら事業化を目指してきた。2013年度に実施した市場調査の結果,国内市場の実績が国外での販売に重要であることが判明した。そこで,国内市場の開拓に注力するために国内で実証し,2014年度に福岡県福津市でシステムの実証パイロット試験をおこなった(図1)。本稿では,一般的な植物工場の概要と課題を簡単に述べた後,主に葉もの野菜(葉菜)の栽培をおこなうスマートエネルギー利用植物工場のシステム概要と特徴ならびに栽培試験の結果を紹介する。 ...
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