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当研究室は,1949年に三重大学農学部が設置されるとともに,林産化学研究室として産声を上げた。1987年に,農学部と水産学部を統合改組し,国内初の生物資源学部が設置された際,木質資源化学研究室となり,2000年,3学科体制への改組時に,木質分子素材制御学研究室へと改称された。化学工学分野でバイオマス研究をしていた筆者は,2005年に助教授として着任したのだが,農学部林産化学の研究室に工学部出身者が加入するのは全国的にもレアケースである。先代教授の舩岡正光先生は,木材に約30%含まれるリグニンを,機能性芳香族系高分子「リグノフェノール」として取り出す研究で有名で,森林を起点とする新しい工業ネットワークモデル構築のための,基礎から応用,実用化研究を実施された。2016年に,舩岡先生が定年退職後,2018年に筆者が昇任,2020年9月現在,研究室メンバーは,教員1名,M2・3名,M1・1名,B4・3名,B3・2名である。 ...
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