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2021 Vol.85 No.3 小特集

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特集 河川から考える海洋プラスチックごみ・ マイクロプラスチック対策

小特集 バイポーラ膜電気透析法を利用した塩基性廃棄物・鉱物の炭酸塩鉱物化

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小特集

鉱物化による二酸化炭素の有効利用・固定化技術
二酸化炭素回収有効利用,貯留(CCUS)技術開発の動向と鉱物固定

 2015年のCOP21において「パリ協定」が採択され,世界共通の長期目標として・産業革命以降の温度上昇を1.5℃~2℃以内に抑え,今世紀後半に正味の排出ゼロ(脱炭素社会)を目指すこととなった。我が国では2030年までに2013年比で26%,2050年までに80%削減の目標を掲げていたが,最近,菅首相が2050年にゼロエミッションを達成するとの目標を掲げるに至っている。  2019年6月には経済産業省によりカーボンリサイクル技術ロードマップが策定された。また2020年1月に策定された「革新的環境イノベーション戦略」における「イノベーション・アクションプラン」では5つの重点領域が設置されており,その一つとして「カーボンリサイクル,CCUS(Carbon Dioxide Capture, Utilization and Storage)」が位置づけられている1)。  また,イノベーション・アクションプランを後押しするためのアクセラレーションプランの中の一つとして「ムーンショット型研究開発制度」が位置づけられている2)。本事業の中で,大気中から直接CO2を回収(DAC,Direct Air Capture)し,燃料や...

余語 克則
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余語 克則

Trends in Carbon Dioxide Capture, Utilizaton and Storage(CCUS) Technology Development and Mineral Fixation

Katsunori YOGO(正会員)

  • 1993年 早稲田大学大学院理工学研究科応用化学専攻博士後期課程修了 博士(工学)

  • (公財)地球環境産業技術研究機構 化学研究グループ 副主席研究員

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Online ISSN : 2435-2292

Print ISSN : 0375-9253

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