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当研究室は,京都大学工学研究科化学工学専攻11研究室の内の1つであり,特に分離の分野の教育を担当している。分離技術は化学工業などの種々の製造過程において存在する不純物を除去したり,製品をピュアにしたり,副生成物として発生する有害物等を除去する技術である。また,分離技術は環境・エネルギー問題の解決にも重要な役割を果たす。したがって,化学工学の道に進む学生が分離技術の基礎に関して教育を受けることは極めて重要である。同研究科には大講座として化学工学基礎講座と化学システム工学講座があり,当研究室は化学システム工学講座に所属している。最近の活動として,物質分離・精製手法の「操作・設計論」の確立を目的とし,吸着,乾燥,誘電泳動,放電現象などを利用した多様な分離操作の研究をおこなっている。また,カーボンナノ材料を利用したエネルギー貯蔵や凍結乾燥による加工食品製造等の応用開発を実施している。さらに,上記分離操作で生じる現象の理解のために,溶液中の高分子やその水和構造等の分子化学的研究をおこなっている。2021年度のメンバーは,教授・佐野,准教授・中川,助教・鈴木,非常勤研究員1名,博士後期課程1名,修士課程8名,学部生4名,...
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