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現在,新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大は留まるところを知らず,世界的に拡大の一途を辿っている。本感染症の拡大が終息しない要因の一つとして,感染経路の追跡が困難であることが考えられており,様々な研究がなされている1)。その中で,様々な場面における接触感染が大きな要因の一つとして問題視されている。特に,エレベーターのスイッチ,券売機のボタン,ATMのタッチパネル,自動販売機類のボタンやスイッチのように,我々が日常生活をおこなう上で,不特定多数が触れるスイッチ類は接触感染源になる可能性が高いと推測されている。また,上記を含むスイッチ,ボタン,パネル類は,様々な場面で日常生活に密接していることから,接触を避けることは困難であり,経路そのものを断つことは不可能と考えられる。 そこで,注目されているのが,「非接触」なスイッチを実現する「空中映像」を利用した技術である。何もない空中に浮かび上がる映像「空中映像」にタッチして操作することができれば,一般的なスイッチのようにボタン等に触れることなく操作ができるため,それらのスイッチを介した接触感染経路を大幅に低減することができる。 これまで,一般的に立体映像...
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