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2021 Vol.85 No.8 トピックス

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トピックス セルロースナノファイバーの組成が物性に与える影響に関する研究動向

トピックス

レーザ誘起核生成法を用いたマイクロ流路晶析装置の開発

 晶析は溶液から結晶を析出する現象を利用して,工業的に結晶粒子群を生産する化学プロセスである。結晶が析出する推進力は過飽和度であり,結晶粒子の品質制御はこの過飽和度が最も重要な操作因子となる。多くの晶析装置では結晶の核発生と結晶成長が過飽和度を推進力として同時に進行するため,核生成と成長での過飽和度を個別に制御することはできない。しかし,単結晶粒子を製造するような場合には,核が生成する過飽和度よりも著しく低い過飽和度条件で結晶成長させる必要がある。そのため,近年では結晶成長に適した過飽和度の溶液を用い,その溶液にレーザや超音波などの外部刺激を与えることで核を誘発させ,結晶粒子の品質制御をおこなう研究に注目が集まっている。そこで本トピックスではマイクロ流路に過飽和状態の溶液を連続的に供給し,流路中でレーザ照射することで核化を誘発し,結晶粒子の品質制御をおこなった研究例を紹介する。  非光化学的レーザ誘起核生成法は,溶液が光吸収しない波長を用いて核発生させる方法であり,化学種の光吸収特性に影響を受けないために,色々な物質の結晶化法として利用されている。特に単結晶化が難しい有機分子やタンパク質の結晶化技術として期待が...

原野 安土

原野 安土

  • 群馬大学大学院理工学府

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トピックス セルロースナノファイバーの組成が物性に与える影響に関する研究動向

Online ISSN : 2435-2292

Print ISSN : 0375-9253

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