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2022 Vol.86 No.7 特集

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特集 CaH2を還元剤に用いた溶融塩中でのナノ構造合金の合成とその触媒応用

特集 内燃機関内での材料合成

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特集

進化する反応場
燃焼場を活用した新規固体触媒の合成

 燃焼は人類が最も古くから利用している化学反応の1つである。人類が最初に手にした炎は自然発火より偶然得られたと考えられており,明かりや熱を得るために利用していた。しかし,紀元前15世紀には既に,顔料に用いる煤を植物油の燃焼により合成していた記録が残っており,燃料に対する空気供給量の調節によって燃焼場を制御することで,効率的な煤の生産をおこなう手法が確立されていた1)。現代においてもコールタール等を燃料としたカーボンブラックが気相燃焼法2)により生産され,ゴムの充填剤や顔料として利用されている。以上より,燃焼反応場を利用したプロセスの歴史は非常に長く,現在も最前線で活躍している。更に近年では,ナノテクノロジーの発展により,気相燃焼合成法による様々な無機ナノ材料の開発が進んでいる。そこで本稿では,気相燃焼合成プロセスの概要と,液相法では合成が困難な特性を持つ材料の開発例を紹介する。 ...

藤原 翔
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藤原 翔

Novel Heterogeneous Catalysts Synthesized in a Flame

Kakeru FUJIWARA(正会員)

  • 2017年 ETH Zurich Mechanical and Process Engineering 博士課程修了 博士(WISSENSCHAFTEN)

  • 山形大学理工学研究科 助教

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Online ISSN : 2435-2292

Print ISSN : 0375-9253

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