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2021年の世界の1次エネルギー総消費量は,新型コロナウイルスの世界的流行(パンデミック)の影響によって大きく減少した2020年から大きく反転して前年比で5.8%増加し,595.15 EJ(E=exa(エクサ)=1018)であった。この増加率は,これまでのBP統計上最も高い増加率である。尚,石油,石炭,天然ガスの消費量は,それぞれ,184.21,160.10,145.35 EJであり,これら3つの化石燃料が1次エネルギー総消費量の82.3%を賄った。 2021年のCO2の排出量は,世界全体で,338億8,400万トンであり,前年比5.9%増加であった。 2021年の世界の石油消費量は,前年比で1.6%(138万バレル/日)増加した。2021年の平均原油価格は70.91米ドル/バレルであり,前年から大きく上昇し,2018年と同程度となった。主要国・地域の石油消費量の増加は,米国で最も大きく(150万バレル/日),中国(103万バレル/日),EU(57万バレル/日),ロシア(20万バレル/日)がそれに続いた。日本の石油消費量も7万バレル/日増加した。原油生産量も,前年と比べて増加し,世界全体で,前年比増産分は...
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