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2023 Vol.87 No.3 特集

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巻頭言 流体シミュレーションの最近の進展と今後の展望

特集 微細流路内流れの現象論的モデル:
メソスケール領域のある流れの流体力学

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特集

化学工学における流体シミュレーションの実践
からみ合い高分子溶融体の流動解析手法の進展
-マルチスケールシミュレーション法と機械学習の融合-

 高分子材料は現代社会を支えるための最も重要な材料の1つである。その高分子材料を,溶融し鋳型や金型に流し込み所望の形状に成形する工程では,高分子流体の流動予測と制御が不可欠である。現在ではカーボンニュートラルの観点から,高分子材料を無駄なく効率的に製品へと変換する必要があり,その基盤となる知見の蓄積が喫緊の課題である。しかし,高分子流体は粘性だけでなく弾性も示し,その内部構造により流動予測が困難な複雑流体に属する。その流動挙動は分子構造や分子運動と強く相関する。よって流動予測に当たり,分子量や分岐構造といった分子鎖の特徴から統一的に流動特性を解釈することが望ましい。だが現状では,典型的な条件下の実験や現象論的なモデルによる解析に基づく間接的な理解に留まっている。  このような状況から,ミクロスケールの分子情報とマクロスケールの流動現象の関係を統一的に理解し,予測することを目的として,我々の研究グループでは,マルチスケールシミュレーション法(MSS法)と呼ばれる方法論の研究を進めている1-7)。我々の手法では,ミクロな分子シミュレータをマクロスケールの流体要素に割り当て,階層の異なるダイナミクスを同時に解く。この...

宮本 奏汰
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宮本 奏汰

Development of the Analytical Methods for Entangled Polymer Melts Under Flows: Combination Between Multi-Scale Simulation and Machine Learning

Souta MIYAMOTO(学生会員)

  • 2022年 京都大学大学院工学研究科化学工学専攻修士課程修了

  • 京都大学大学院工学研究科 D1

MOLINA John J.
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MOLINA John J.

John J. MOLINA(正会員)

  • 2011年 パリ第6大学物理化学専攻博士課程修了 Ph.D.

  • 京都大学大学院工学研究科 助教

谷口 貴志
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谷口 貴志

Takashi TANIGUCHI(正会員)

  • 1994年 九州大学大学院理学研究科物理学専攻修了 博士(理学)

  • 京都大学大学院工学研究科 准教授

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Online ISSN : 2435-2292

Print ISSN : 0375-9253

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