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化学プロセスでは,高分子溶液を代表として流体内部に構造を持った,いわゆる“複雑流体”をハンドリングし,複雑流体の流動プロセスを設計・操作する必要がある。合理的な化学プロセス構築を志向する化学工学では,複雑流体をレオロジー特性に基づいて非ニュートン流体として分類し,レオロジー特性をモデル化することで流動プロセスを設計・操作してきた。非ニュートン流体の流動プロセスを合理化する上で,難しい問題は局所的にレオロジー特性が変化することである。複雑な流動場における局所レオロジー特性,例えば局所粘度分布を実験的に把握することは非常に難しく,数値解析による研究アプローチが不可欠になる。本稿では,筆者がおこなってきた非ニュートン流体系気液/液々二相流れの数値解析を通して非ニュートン流体流れにおける問題・課題,今後の展望について述べる。 ...
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