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私は元来座学が苦手であり,学科も特に目的意識もなく選択したため,化学工学の面白さはなかなか見出せずにいた。しかし,現在の研究室に配属されてからこれまで3年間の研究生活を通して,自分で手を動かす面白さ,これまで学んできた知識を社会問題に対する解決策に向けたアウトプットに使える喜びを感じ,それと共に化学工学の面白さを感じ,様々なことを学ぶことができた。これまでの研究生活を振り返りながらそれを語りたい。 私が学部時代に現在の研究室に配属されたのは,2020年4月というまさにコロナ禍が始まる時期であった。キャンパスへの入構は厳しく制限され,地方にある実家からオンラインで活動することになった。ともあれ,休校措置を取る大学も多くある中,東大の教職員の方々,研究室の先生や先輩方のご尽力もあり,4月から研究生活を始めることができた。当時尽力してくださった方々には改めて感謝の念を伝えたい。 研究室では主にプロセスシステム工学の研究をおこなっており,卒業研究では,「幹細胞に用いる凍結保護剤のスクリーニング支援手法」というテーマに取り組んだ。具体的には,再生医療等製品である幹細胞を凍結する際に,細胞を凍結障害から保護するための...
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