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1つの新薬を開発するのにかかる期間は10年以上とも言われ,アイディア着想から上市に至るまで,様々なプロセスを経て新薬が誕生する(図1)。化学工学誌の読者の皆様が創薬におけるインフォマティクス活用と聞くと,ケモインフォマティクスの代表的な領域である化合物構造のインフォマティクスを真っ先に思い浮かべるのではないだろうか。実際は,新薬の探索や設計に関わる創薬研究は医薬品開発全体の一部のプロセスにしか過ぎず,以降の開発研究や臨床試験においても様々なインフォマティクス技術が活用されている。最近では,人工知能技術や医療ビッグデータ,IoTデバイス等の利用についても注目が集まっている。本稿では,創薬研究以降の開発研究や臨床試験などのプロセスにおけるインフォマティクス技術の活用事例について紹介する。 ...
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