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この度はこのような執筆の機会をいただきまして誠にありがとうございます。少しでも学生の皆様の参考になれば幸いです。執筆に当たり,自身と化学工学との出会いを振り返ってみました。 小さい頃から,私は音楽に囲まれた生活を送っていました。母がバイオリンをやっていたこともあり,家族間の会話は常に音楽の話でした。8歳の頃に初めてトランペットに触れ,自分の唇を振動させるだけで音が出る,ということへの驚きと感動を覚えたことを今でも鮮明に覚えています。トランペット演奏は,現在に至るまでの約16年間活動を続けていますが,この単純且つ明快な喜びと感動を得られることは,今でも変わっていません。中学時代や高校時代は,無我夢中で演奏に没頭する日々を送っていましたが,大人になるにつれ何をしても上達しない,いわゆるスランプ状態に陥りました。この時期は練習すればするほど下手になっていく感覚に陥るため,非常に辛い時期でしたが,これを機になぜ自分がここまで音楽に取り憑かれているのか,のめり込んでいるのかについて考える,非常に大事な時期となりました。改めて気付いたことは,単に自身のスキルアップや課題解決に没頭しているのではなく,自分の想像している音...
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