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地球規模の課題である気候変動問題の解決に向けて,各国が対策に取り組んでいる中,2015年の「パリ協定」では21世紀後半までに人間の活動による温室効果ガス(GHG:Greenhouse Gas)の排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルの方向性が打ち出された。 日本では,2020年10月の臨時国会において,当時の総理大臣が2050年までにカーボンニュートラルを目指すことを宣言して以来,脱炭素社会を実現すべく,様々な施策が進められている。 このため,日本におけるGHG排出量11.7億トン(2021年度)の約85%を占めるエネルギー起源の二酸化炭素(CO2)排出量を削減することは最も重要であり,2021年10月に閣議決定された「エネルギー基本計画」1)においては2050年カーボンニュートラル,2030年度に(2013年度比)GHG46%削減の実現に向けたエネルギー政策の道筋を示すことが重要テーマとなっている。 同じく2021年10月に閣議決定された「地球温暖化対策計画」2)では,目標達成のための対策・施策として,国,地方公共団体,事業者および国民の基本的役割が明記されている。 特に地方公共団体は,①その地...
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