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2023 Vol.87 No.11 特集

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巻頭言 カーボンニュートラルで化学工学が変わる,
化学工学がカーボンニュートラルに挑む

特集 佐賀市がおこなう資源循環の取り組みについて
~「ゼロカーボンシティさがし」の推進に向けて~

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特集

カーボンニュートラルに関した自治体の取り組み
カーボンニュートラル実現に向けて
~地域が果たす役割と政策動向

 地球規模の課題である気候変動問題の解決に向けて,各国が対策に取り組んでいる中,2015年の「パリ協定」では21世紀後半までに人間の活動による温室効果ガス(GHG:Greenhouse Gas)の排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルの方向性が打ち出された。  日本では,2020年10月の臨時国会において,当時の総理大臣が2050年までにカーボンニュートラルを目指すことを宣言して以来,脱炭素社会を実現すべく,様々な施策が進められている。  このため,日本におけるGHG排出量11.7億トン(2021年度)の約85%を占めるエネルギー起源の二酸化炭素(CO2)排出量を削減することは最も重要であり,2021年10月に閣議決定された「エネルギー基本計画」1)においては2050年カーボンニュートラル,2030年度に(2013年度比)GHG46%削減の実現に向けたエネルギー政策の道筋を示すことが重要テーマとなっている。  同じく2021年10月に閣議決定された「地球温暖化対策計画」2)では,目標達成のための対策・施策として,国,地方公共団体,事業者および国民の基本的役割が明記されている。  特に地方公共団体は,①その地...

森山 亮
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森山 亮

Towards Carbon Neutrality: The Role of Local Communities and Policy Trends

Ryo MORIYAMA(正会員)

  • 2001年 北海道大学大学院工学研究科物質工学専攻学位取得

  • (一財)エネルギー総合工学研究所 プロジェクト試験研究部 部長

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化学工学がカーボンニュートラルに挑む

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Online ISSN : 2435-2292

Print ISSN : 0375-9253

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