※ 検索ワードを区切るスペースは半角でお願いします。
AdditiveManufacturing(AM)とは付加製造方法のことであり，金属やプラスチックなどを付け加えて立体物を造形する方法である。代表的なAMとして日本で発明されたステレオリソグラフィー(SLA)がある。図1に示すようにSLAは紫外線レーザにより液体から固体に硬化(光重合)する樹脂をバットと呼ばれる容器の中に入れておき，立体物を水平方向にスライスしたデータをもとにして，それぞれの層の輪郭と内部の座標にレーザを走査して樹脂を硬化させる。レーザを走査した後に，スライスデータの層の厚さ分だけステージを下げて，次の層を走査することで，次々にスライスデータに基づいた層が積層されて立体物になる。このように立体物のデータをスライスデータに変換し，それぞれの層を出力し積層させることで立体物を得る造形方法が，AMでは採用されることが多い。 本稿では SLA やインクジェット方式の3Dプリンタ，プロジェクション方式の3Dプリンタなどの光重合する樹脂を使用するAMを樹脂AMと呼び解説する。樹脂 AMは熱可塑性樹脂を加熱されたノズルから押し出...
Online ISSN : 2435-2292
Print ISSN : 0375-9253
PDFを閲覧するにはAdobe Readerが必要です。
お気に入りから削除しますか？
