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アディティブ・マニュファクチャリング(AdditiveManufac-turing:AM)技術は，次世代の“ものづくり”を革新する技術として期待されている。とりわけここ数年間の金属AM技術の進展は目覚ましいものがあり，航空宇宙分野からエネルギー・産業機器分野，自動車分野へとその適用範囲が大幅に拡大してきている。これは，装置，金属粉末さらにはソフトウェアの性能向上が大きく寄与しているとともに，従来から主に利用されてきた粉末床溶融(以後，パウダーベッド)方式と指向性エネルギー堆積(以後，デポジション)方式だけでなく，最近のバインダジェッティング方式や材料押出し方式の装置開発が活発におこなわれていることにも依っている。金属AM技術は，装置だけでなく金属粉末やソフトウェアの開発にも大きく依存しており，各方式の装置に相応しい金属粉末の開発も重要であることから，わが国における粉末製造メーカーも流動性の観点から真球で歩留まりの良い製造技術を開発しているとともに，材質についてもその種類を拡大している。 ソフトウェア開発に関しては，設計・製造統合型プラットフォームの開発が進んできており，その中でのAM用CAD/CAMやシミュ...
Online ISSN : 2435-2292
Print ISSN : 0375-9253
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