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3Dプリンターを利用したものづくりが世界中で注目を集め,金属や樹脂では造形装置や専用の材料が市販され,実用化が進んでいる。さらに,作製できる部材の材料特性も向上してきており,従来の成形方法と遜色のないものまでできている。これまでの試作品の形状確認を目的としたラピッドプロトタイピングから実際に使用される部品への応用も始まっている。特に,付加価値の高い,航空機,宇宙,医療等の分野では検討が進んでいる。 セラミックスでも3Dプリンターの応用は古くから研究1)されてきたが,金属や樹脂はレーザーや熱で溶かして固めれば元の状態に戻るのに対して,セラミックスは結晶構造が非晶質化したり,熱衝撃でクラックが入るなど材料面でのハードルが高く,開発が遅れていた。しかし,近年欧州を中心に活発に開発が進められている。 本稿では,セラミックスの3D積層造形技術について,特に産業界での実用化に向けた開発状況を紹介する。 ...
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