※ 検索ワードを区切るスペースは半角でお願いします。
『リケジョ』と言われたら,皆さんはどんな人を思い浮かべますか? 私は現在,大学院の理工学研究科に所属する修士2年の女子学生です。自己紹介で理系と言うと「リケジョなんだ,かっこいい!」と言われ,社会では男性が多数を占める理系技術職でも「女性の働きやすい環境づくり」を促進する風潮もあり,リケジョに対する期待感が高まっているように感じます。 とは言え,私はリケジョに憧れて理系に進んだ,というわけではありません。理系科目の方が得意だったから,というのが実際のところです。将来の夢は特に無く,大学の学部時代はそこそこの成績が取れる程度に授業やレポートをこなしつつ,体育会系サークルでの競技,カフェのアルバイトに取り組み,休日は旅行や買い物,趣味を楽しむ,どこにでもいる量産型女子大生でした。そして2年間大学院で研究に取り組み来春から技術者として企業に就職する,世の中で最も多いタイプの理系大学院生です。化学の天才でもなければ化学オタクでもありません。そんな「ふつう」なリケジョ大学院生にとって化学工学はどのような学問なのか-化学工学を専攻する私がこの3年間,あらゆる体験を通して感じたこと,考えたことをここで綴ってみようと思いま...
お気に入りから削除しますか?