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近年,SDGs(Sustainable Development Goals)やサーキュラーエコノミー(Circular Economy)等,持続可能社会へ向けた国際的潮流が加速しており,理想的な社会を実現するためのマイルストーンや対応策が国内外で示されている。プラスチックに関しても,その使用・廃棄・リサイクルのあり方が社会課題の一つとなっており,環境への流出による負荷を低減化するための方策が検討されている。その背景には,プラスチック量の増大(2018年の世界のプラスチック生産量約3億5,900万トン)1)や海洋プラスチック等地球規模での環境汚染への懸念2),海外の廃プラスチック輸入規制強化の動き3)等がある。一方で,新型コロナウィルス感染拡大により外出自粛・在宅勤務が続いた2020年3月~6月の期間,家庭から排出される使用済みプラスチック製容器包装の増加報告4)が出てきている中,社会状況の変化にも揺るがない,中長期的視座に立つ技術開発が求められる。 日本では2019年5月に「3R+Renewable」を基本原則とした「プラスチック資源循環戦略」が策定された5)。2018年のデータによると日本の使用済みプラス...
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