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国内における2018年度のプラスチック廃棄物(以下,廃プラ)の発生量は年間891万tであるが,そのうち約半分となる502万tは熱利用焼却(発電含む)され,単純焼却又は埋立処分され有効利用されないプラスチックも142万t発生している(図1)。昨今,気候変動問題や海洋プラスチック問題が世界的な課題として認識される中,海外への使用済みプラスチックの輸出制限等もあり,廃プラの有効利用率の向上が重要視されている。このような期待に応え得るリサイクル手法となるケミカルリサイクル技術は,他の手法ではリサイクルが困難な異種素材や不純物を含む廃プラスチックを分解し,アンモニアやメタノール,オレフィン等,様々な化学品に再生することにより,プラスチックやゴム,化学繊維の原料として再び活用することを可能とし,廃プラスチックリサイクル率の大幅な向上に貢献するものとして大きく期待されている。 ...
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