※ 検索ワードを区切るスペースは半角でお願いします。
反応と分離のそれぞれの要素技術が高度化し,各プロセスでの効率化が進んだ現在において,化学プロセスを次世代型にアップグレードするためには,反応と分離を統合し,さらなる省エネルギー化とコンパクト化を目指したプロセス強化が有効だと考えられる。反応と分離を統合したプロセスにメンブレンリアクターが挙げられる。メンブレンリアクターは図1のようにおよそ3つに分類される。(A)は生成物を膜によって選択的に分離するものである。これによって,多くの反応で存在する化学平衡に依らず高い反応率を得ることができる。(B)はパラジウム膜や混合伝導体膜のように反応物を膜中でイオンの形で拡散させ,触媒活性を向上させたり,分散して反応物を供給したりすることができる。(C)はゼオライトのような細孔の形状選択性を利用した生成物の逐次反応の抑制や,滞留時間の制御による生成物選択性向上を試みるものである。 ...
お気に入りから削除しますか?