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ここでは,流動接触芳香族製造(Fluid Catalytic Aroma Forming,以下FCA)プロセスの開発事例を紹介する。本事例は流動床反応器をスケールアップした事例である。 本プロセスは,流動接触分解装置(FCC)で主生成物であるガソリンと共に並産される分解軽油(Light Cycle Oil,以下LCO,低価値の重油に混合されることが多い)を,高付加価値品であるBTX(ベンゼン,トルエン,キシレン)に高効率にアップグレーディングするプロセスである。 従来技術では高圧水素を用いて水素化分解し,その後接触改質する方法が用いられているのに対し,FCAプロセスでは高圧水素を用いず高効率にBTXを製造することができる。従来技術とFCAプロセスとの比較を図1に示す。 ...
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