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蓄電技術には,様々なものがあり,世界各国で研究開発が進められている。身近に使われてきたリチウムイオン電池やニッケル水素電池,鉛蓄電池は言うまでもなく,胆振東部地震の際に注目されたレドックスフローバッテリー,商品化が進んできた全固体電池,将来の実用化が期待されているリチウム空気電池など,様々な技術がある。脱炭素社会に向けた施策の中でも重点分野であり,高い出力とエネルギー密度の実現を目指して,今後ますます活発な研究が進められることは間違いない。 エネルギーの回生用途,パワーアシスト用途,電子機器用途,瞬時電圧低下対策用途など,社会において広く活用されているにもかかわらず研究者・技術者人口も多くない蓄電技術にキャパシタがある。今回は,キャパシタをシーズ技術とし,国立研究所における応用研究から起業後の事業化に向けた開発の経緯を取り上げる。選択と集中の視点から脱却し,量的には小さな初期ターゲットに移行することで大きな飛躍を目指すとの視点から,スタートアップを立ち上げ,事業化を目指す現状とこれからについて考えてみたい。 ...
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