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2020年10月26日,就任後最初の所信表明演説で菅義偉首相は,2050年に国内の温室効果ガスの排出量を「実質ゼロ」にする方針を打ち出した。この「カーボンニュートラル宣言」は,国内外で,サプライズとともに共感を呼んだ。 その3か月前の2020年7月3日には,梶山弘志経済産業大臣が記者会見をおこない,「2030年までに非効率石炭火力をフェードアウト(休廃止)させる」という方針を発表していた。その後の菅首相のカーボンニュートラル宣言を受けて,石炭火力に対する逆風はますます強まることになった。本稿では,政府の2050年カーボンニュートラル方針のもとで石炭火力発電の今後がどうなるのか,掘り下げていく。 ...
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