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コンクリートは,全世界で水に次いで使用量が多いと言われており1),我が国の社会資本におけるストック量も約100億m3と膨大である。そのコンクリートには,永遠とも言われる課題がいくつか存在しており,その一つに美しい表層(打放し)を実現しにくいことがある。これは,複合材料であるフレッシュコンクリート(凝結・硬化に至るまでの状態にあるコンクリートのこと)を型枠に打ち込むことで成形するコンクリート構造物の施工方法に起因している。コンクリートを丁寧に打ち込みかつ締め固めるために,振動機の開発などは進められてきたが,図1に示すようなコンクリート表面に生じる「気泡」や「色むら」についてはこれまでに改善する方法は少なく,美しい高品質な打放しコンクリート構造物を実現するためには,コンクリートの表層品質をいかに向上させるかが必須の技術課題となっている。 ...
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