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第23回化学工学会学生発表会は2021年3月6日(土)にオンラインで開催した。 学生発表会は,若者の理科離れを食い止め,魅力ある理科教育を推進する方策の一環として,年会などでは発表することが難しい大学4年生までと高専生(専攻科生含む),ならびに高校生を対象とし,年齢に応じた科学の実験や観察を行い,得られた結果を整理して発表することで有為な人材育成に資することを目的としている。1999年に東北支部で開催され,2004年からは,原則,東地区と西地区の全国2会場で,3月の第1土曜日に開催している。学生発表会は全ての発表が口頭で行われることが特徴で,口頭発表の貴重な機会になっており,近年高校生の発表件数が増加している。 年号が令和に変わって最初の昨年3月7日(土)の第22回学生発表会は,東地区中央大学,西地区岡山大学で開催予定であったが,折しも新型コロナウイルス感染症の国内での感染拡大が始まり,2月17日(月)に要旨の公開はできたが,3月7日当日の各会場での行事は全て中止した。本発表会での初めての当日行事中止となった。 2020年秋になっても新型コロナウイルス感染症の感染の先行きが見通せないことから,新型コロ...
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