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2021 Vol.85 No.11

巻頭言

特集

プロセス化学の最前線 ~連続フロー生産への変革~

 プロセス化学とは医薬品製造のラボからプラントへの橋渡しの化学であり,工業プロセス構築を目指す。すなわち,反応や精製など各工程のプロセス設計が必要となる。まさに化学工学である。しかし,化学工学とプロセス化学の研究者の相互認知はあまり高くないようである。そこで本誌では,2011 年に「プロセス化学と化学工学」という特集を企画した。
 それから10 年,プロセス化学は大きな変革期を迎えている。ブロックバスターはなかなか出てこず,少量多品種への対応や省人化・省エネルギー・省環境負荷の実現が求められるようになった。これらの要求への解の一つとして,連続フロー生産の技術開発が急加速している。FDA(米国食品医薬品局)は2011 年に,医薬品製造が今後25 年でバッチ式から連続フロー生産に替わる可能性を示唆,以降,積極的に連続フロー生産への移行を推奨している。
 連続フロー生産は設備がコンパクトであり,省エネルギー・省環境負荷につながる。また,自動化やAI の活用による省人化への期待も高い。この変革には化学工学の貢献は必須であり,医薬品以外への波及効果も大きい。そこで本特集では,化学工学の研究者の方々に,プロセス化学における連続フロー生産への変革を紹介したい。

(編集担当:編集担当:大石 孝洋)

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INCHEM TOKYO 2021 特別講演会のご紹介

「化学工学教育に関するアンケート」結果報告

本会の動き

Online ISSN : 2435-2292

Print ISSN : 0375-9253

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