KV Slide 1 KV Slide 1
KV Slide 2 KV Slide 2
KV Slide 3 KV Slide 3
2019年度以前の記事は
電子図書館をご覧ください

※ 検索ワードを区切るスペースは半角でお願いします。

2021 Vol.85 No.11 トピックス

前の記事へ

学生会員の声 化学工学を学んで

トピックス ソフト多孔性配位錯体に関する研究の最新の動向

次の記事へ

トピックス

17O 核磁気共鳴分光法を用いた多孔質材料研究

 結晶性の無機多孔質材料であるゼオライトは,吸着材や触媒などとして広く用いられている。ゼオライトの骨格は主としてSiO2からなり,Si原子をAlなど他の原子へ置換することにより固体酸性やイオン交換特性が発現する。骨格中の原子の状態を評価する手法としては核磁気共鳴(NMR, nuclear magnetic resonance)分光法が強力であり,例えば骨格に置換されている4配位のAlと骨格外の6配位のAlなどは容易に区別することができる。最近の動向としては,結晶学的に等価でないサイトのどの位置にAlが置換されているのかということが盛んに研究されており,その際にも二次元NMRスペクトルが,顕微鏡的アプローチと並んで重要になっている。他の核種と比較して,17O NMRは同位体のコストが高いことや複雑な測定となることからこれまで測定例が少なかったが,近年報告が増えてきている。17O NMRを用いることで明らかになってきたトピックスは,ゼオライトのような無機骨格においても原子間の結合の形成や開裂が容易に起こっていることであり,微細構造や相互作用について議論されている。そのような観点から,ゼオライトやその類縁多孔質材料研...

伊與木 健太

伊與木 健太

  • 東京大学大学院工学系研究科 

前の記事へ

学生会員の声 化学工学を学んで

トピックス ソフト多孔性配位錯体に関する研究の最新の動向

次の記事へ

Online ISSN : 2435-2292

Print ISSN : 0375-9253

image

PDFを閲覧するにはAdobe Readerが必要です。

お気に入りから削除しますか?

はい