KV Slide 1 KV Slide 1
KV Slide 2 KV Slide 2
KV Slide 3 KV Slide 3
2019年度以前の記事は
電子図書館をご覧ください

※ 検索ワードを区切るスペースは半角でお願いします。

2023 Vol.87 No.12 特集

前の記事へ

巻頭言 分離技術としてのクロマトグラフィーの展開

特集 イオン液体カラムを用いるクロマトグラフィー

次の記事へ

特集

拡がるクロマトグラフィーの世界
抗体のアフィニティクロマトグラフィーと技術進展

 アフィニティクロマトグラフィーは分離対象への特異的な親和性を有する捕捉基(リガンドと呼ばれる)を利用したクロマト分離技術である。アフィニティクロマトグラフィーの原点は不溶性デンプンにα-アミラーゼを吸着させた1910年のStarkensteinの報告とされており1, 2),分離技術としては100年以上の歴史がある。今日では,Hisタグ(6個程度の連続したヒスチジンを含む構造)を導入したリコンビナントタンパク質をNiキレート樹脂でアフィニティ分離する方法が遺伝子工学分野で汎用されるなど,バイオ研究に欠かせないツールとなっている。また,産業利用の点から見ると,2000年頃から加速度的に実用化が進む抗体医薬品の精製に,プロテインAなどをリガンドとしたゲルが広く利用されている。  本稿では,近年技術的に大きく進展した抗体のアフィニティクロマトグラフィーを中心に紹介する。 ...

田中 亨
Image

田中 亨

Technological Advances of Affinity Chromatography in Antibody Manufacturing and Analysis

Toru TANAKA

  • 2003年 東京農工大学大学院工学府生命工学専攻修士課程修了

  • 東ソー(株)ライフサイエンス研究所 グループリーダー

前の記事へ

巻頭言 分離技術としてのクロマトグラフィーの展開

特集 イオン液体カラムを用いるクロマトグラフィー

次の記事へ

Online ISSN : 2435-2292

Print ISSN : 0375-9253

image

PDFを閲覧するにはAdobe Readerが必要です。

お気に入りから削除しますか?

はい