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2023 Vol.87 No.12

巻頭言

特集

拡がるクロマトグラフィーの世界

 クロマトグラフィーは,移動相と固定相を利用した分離法である。移動相には気体,液体,超臨界流体を用いる方法が提案されており,この移動相に対しカラム内に保持された固定相との親和性や相互作用によって物質を分離・検出する方法がクロマトグラフィーによる分析技術とされている。対象サンプル中に含まれる成分を分離し,含有量,または含有比率を知る方法として広く利用されている。また,クロマトグラフィーは,化学工学基礎物性,特に分配や吸着などに係る平衡物性と,移送や拡散などに係る輸送物性との関係が深い。
 最近では,サイズ分離や抗体抗原反応を応用したカラム,揮発性のないイオン液体を塗布したカラムなども検討され,その世界は拡がっている。また,2016年11月1日の高圧ガス保安法施行令等の改正により,一定の要件を満たした分析機器は高圧ガス保安法の適用除外となったことも超臨界流体クロマトグラフィーの普及を後押ししている。今回,拡がるクロマトグラフィーの世界に焦点を当て,最新の応用事例から分析法の詳細,装置やカラムなどについての研究動向を調査する。

(編集担当:大田昌樹)

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Online ISSN : 2435-2292

Print ISSN : 0375-9253

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