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2020 Vol.84 No.5 特集

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特集 3Dプリンティングの歯科医療への応用

特集 剣山メソッド型バイオ3Dプリンターによるがん組織モデルの作製

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特集

Additive Manufacturing技術の現在II
バイオ3Dプリンティング技術の現状と展望

 プリンターを用いて3次元構造物を造形するのが3Dプリンティング技術であり,CAD等を用いてコンピュータ上でデザインされたデジタルデータに基づき,造形をおこなう。最も有名な例はFDM方式(熱溶解積層法)と呼ばれるフィラメントを熱で溶かしてZ軸方向に積層して造型する方式である。この方式の基本特許の保護期間が終了した2009年以降,数万円~数十万円のプリンターが発売されるようになった。これにより,これまで企業など一部でのみ利用される技術であったが,個人や家庭でも導入されるようになった。3Dプリンティングによって得られる構造物の形状や大きさは,デジタルデータを改変することにより1個単位で容易に変更することができる。そのため3Dプリンティングは様々な分野において活用されはじめている。例えば,企業ではラピッドプロトタイピングとして試作品の製作や鋳造用の鋳型の作製などに使われはじめており,個人レベルではフィギュアやスマートフォンのケースの作製などに使われはじめている。また,1個単位で容易に形状を変更できるという点はテーラーメイドが必要となる医療分野での利用において魅力的であり,患者の体に接しながら使用される義肢や歯科矯正装...

小嶋 勝
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小嶋 勝

Current Status and Prospects of 3D Bioprinting

Masaru KOJIMA

  • 2006 年 名古屋大学大学院理学研究科生命理学専攻博士後期課程

  • 大阪大学大学院基礎工学研究科 准教授

境 慎司
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境 慎司

Shinji SAKAI(正会員)

  • 2002 年 九州大学大学院物質プロセス工学専攻博士課程

  • 大阪大学大学院基礎工学研究科 教授

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Online ISSN : 2435-2292

Print ISSN : 0375-9253

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