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2020 Vol.84 No.9 特集

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核燃料の再処理と放射性廃棄物の有害度低減を目指した分離技術の研究開発

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改良型Petlyuk蒸留プロセスの省エネルギー性と実用化

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持続可能な社会に貢献する分離技術および分離プロセス
福島第一原発の汚染水処理に利用されている吸着繊維

 タイミングが合わないと,高性能な分離材料であったとしても現場に採用されない。2011年3月11日に起きた東日本大震災に伴う東京電力福島第一原子力発電所(以後,第一原発と略記)のメルトダウン事故の直後から,さまざまな放射性物質,例えば,放射性のヨウ素(I),セシウム(Cs),ストロンチウム(Sr)を含んだ汚染水が発生した。事故直後に,千葉大学の社会人博士課程に4月から入学予定の藤原邦夫氏から「放射性Csの吸着材を作りましょう!」と提案というより叱咤激励があった。研究室の学生全員11名で取り組み,運よく,不溶性フェロシアン化コバルトを担持した繊維状吸着材(以後,吸着繊維と略記)を作製できた。そこから吸着繊維が第一原発の汚染水処理現場に試験採用されるまでに2年3ヵ月,本格採用されるまで4年を要した。若い研究者や技術者の参考になればと思い,この経緯を図1に沿って紹介する。

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斎藤 恭一

斎藤 恭一

Fibrous Adsorbents Capable of Processing Contaminated Water at Fukushima Daiichi NPP

Kyoichi SAITO(正会員)

  • 1982年 東京大学大学院工学系研究科化学工学専攻博士課程修了

  • 早稲田大学理工学術院 客員教授
    (株)環境浄化研究所 研究統括

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Online ISSN : 2435-2292

Print ISSN : 0375-9253

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