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日本経済が高度成長,安定成長に続き,バブルへと進み,モノづくりも職人の技によるものから,計装機器による安定生産,コンピューターを使用した生産の効率化へと変わり,モノづくり技術,プラントの運転管理も高度化してきた。さらに,1990年代の初めにバブル経済が崩壊し,企業は設備の新設をはじめとする設備投資を控えるようになり,技術者の多くは現場に密着した建設や設計業務から開発業務にシフトした結果,現場を知らない,設計経験のない技術者が増えてきた。 弊社でも過去から様々な取り組みを進めてきたが,全社的な取り組みであっても,具体的な取り組み内容や取り組み方の多くは,各工場および各部門での部分的な最適を考えた内容であり,全社としての最適(全体最適)を考えたものにはならず,結果として,運転方法,現場の表示,P&ID(Piping & Instrumentation Diagram)の表記方法等の作業の進め方や基準(物差し)が各部門で異なるというようなことが起こっていた。 弊社では,1990年代半ばに,これまで各工場および各部門でまちまちであった用語,作業や運転管理の方法等について,運転要員が極少化された...
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