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2021 Vol.85 No.5 特集

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特集

反応器スケールアップの最前線
アンモニア合成用Ru触媒の工業触媒化に向けた基礎研究

 温室効果ガス排出量削減に向けて,クリーンなエネルギーとしての水素を利用する方向が世界の潮流となっている。特に,再生可能エネルギーから製造したグリーン水素は,エネルギーの輸入依存度の高い日本において,化石資源に代わる輸入エネルギー対象になると考えられる。水素を輸入する場合の輸送方法として,様々な提案がなされているが,水素を高密度で輸送できる媒体としてのアンモニアが挙げられる。アンモニアは,1 MPa,25℃において10.7 kg-H2/100 Lの水素含有量を有し,常温で液体として輸送が可能である1)。加えて,アンモニアは燃料として使用可能であることから2),水素キャリアとしてだけではなく,エネルギーキャリアとしても期待される。  2050年におけるカーボンニュートラル達成に向けて,アンモニア混焼による石炭火力発電のCO2排出低減が挙げられ,2020年12月に提言されたグリーン成長戦略においても,燃料アンモニア産業の推進が掲げられた3)。また,石炭火力発電におけるアンモニア20%混焼には,2000万トン/年のアンモニアが必要である4)。これは,国内アンモニア需要の約20倍に匹敵するアンモニアが必要となり,燃料ア...

難波 哲哉
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難波 哲哉

Development of Ru Catalysts for Ammonia Synthesis

Tetsuya NANBA

  • 1999年 静岡大学理工学研究科博士後期課程修了 博士(工学)

  • 産業技術総合研究所 再生可能エネルギー研究センター

松本 秀行
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松本 秀行

Hideyuki MATSUMOTO(正会員)

  • 1999年 東京工業大学大学院博士後期課程修了 博士(工学)

  • 東京工業大学物質理工学院応用化学系 准教授,産業技術総合研究所 再生可能エネルギー研究センター クロスアポイントメントフェロー

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Online ISSN : 2435-2292

Print ISSN : 0375-9253

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