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2021 Vol.85 No.7 特集

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特集

ウイルス感染予防に役立つ化学工学
日揮オフィスにおけるエアロゾル拡散とHVACによる感染リスク低減

 新型コロナウイルス感染症の院内感染防止のため,医療関係者の間ではHVAC(冷暖房・換気・空調:Heating, Ventilation, and Air Conditioning)システムに対する関心が高まっている。一度でも院内感染が発生すると,入院病床の縮小や外来患者受け入れの停止,追加の感染症対策実施など病院経営の圧迫に直結する。すなわち,感染源であるウイルスを含むエアロゾル(Aerosol)や粗大飛沫の感染リスクを低減し,院内環境をより安全に保つことは,安定した経営に繋がると言えるだろう。  ここで,本稿で注目したエアロゾルについて定義する。表1に代表的な粒径,重力と空気抵抗が釣り合う時の終端速度,椅子に座った状態での口の高さ1.2 mから地面に着地するまでの時間を示す1)。粒子は小粒径であるほど空間に長時間滞留し,熱による自然対流や空調による強制対流によって広範囲に搬送され,呼吸により体内に取り込まれ感染リスクが増大する。一般的にオフィスビルでの空気齢は数十分オーダーであるため,数秒オーダーで床面に着地する粒子を粗大飛沫,数分オーダーで着地する粒子をエアロゾルと定義した。 ...

川島 雄太

川島 雄太

Aerosol Dispersion in JGC Office and Infection Risk Reduction Using HVAC

Yuta KAWASHIMA

  • 2019年 首都大学東京(現 東京都立大学)大学院システムデザイン研究科航空宇宙システム工学域博士前期課程修了 修士(工学)

  • 日揮グローバル(株)エンジニアリングソリューションズセンター ENテクノロジーセンター エンジニア

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Online ISSN : 2435-2292

Print ISSN : 0375-9253

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