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弘前大学地域戦略研究所新エネルギー部門の前身は,2010年に発足した「北日本新エネルギー研究所」であり,バイオマス,風力,地熱,太陽光など再生可能エネルギーを中心に研究開発をおこなっている。2018年4月,弘前大学食料科学研究所と一体となり,「地域戦略研究所」としてエネルギーと食料を軸とした地域支援をビジョンとして活動を開始している。エネルギー変換工学研究室官ラボは2016年4月に発足し,地域に賦存するバイオマス資源のエネルギーへの変換を始めとして,バイオリファイナリー等のバイオマス有効利用技術の開発や,再生可能エネルギーを用いた水分解による水素製造及び二酸化炭素電解還元や,次世代二次電池・スーパーキャパシタといったエネルギー貯蔵に至るまでエネルギーに関する幅広い基礎・応用両面の研究をおこなっている。2021年度の官ラボメンバーは筆者のほか,博士後期課程学生15名(他研究室からの5名を含む),研究生1名,学部生1名となっている。 ...
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