KV Slide 1 KV Slide 1
KV Slide 2 KV Slide 2
KV Slide 3 KV Slide 3
2019年度以前の記事は
電子図書館をご覧ください

※ 検索ワードを区切るスペースは半角でお願いします。

2022 Vol.86 No.5 特集

前の記事へ

特集 イオン液体化技術を応用した経皮吸収促進

特集 微弱電流による薬剤の皮内送達

次の記事へ

特集

経皮吸収型製剤 ~皮膚の浸透促進と化学工学の接点~
S/O技術を用いた経皮製剤と非侵襲性ワクチンへの応用

 医薬品産業では,従来,小分子化合物が治療薬の原薬として主に使用されてきた。しかしながら最近では,抗体や遺伝子組換えワクチン,核酸医薬など,バイオ医薬品,遺伝子治療薬などを含むいわゆる新規モダリティの全医薬品売上に占める割合が,年々増加している。2021年の厚生労働省の統計によると,その割合は,2020年に既に36.8%に達したと報告されている。これらバイオ医薬品の薬に占める割合は,今後も更に増加することが見込まれている。  ペプチドやタンパク質などからなるバイオ医薬品は,低分子薬に比べて,体内の標的分子への特異性が高いことが期待される一方,経口投与では,体内酵素による消化を受けるため,そのほとんどが注射により投与されている。一方,皮膚を介する経皮投与の場合は,健康な皮膚では最外層にある角質層が疎水バリアとして働くことから,500 Da以上の分子量を持つ大きな分子を受動拡散で体内へと送達することは困難なことが知られている1)。  経皮製剤とは,皮膚に貼付して全身に作用する製剤のことであり,例えば気管支拡張薬の「ホクナリンテープ」や,アルツハイマー型認知症治療剤の「リバスタッチパッチ」などが実用化されている。経皮...

北岡 桃子
Image

北岡 桃子

Solid-In-Oil Technology for Transdermal Drug Delivery Systems and Its Application to Noninvasive Vaccination

Momoko KITAOKA

  • 2009年 九州大学大学院工学府博士後期課程修了 博士(工学)

  • NOVIGO Pharma(株)主任研究員

若林 里衣
Image

若林 里衣

Rie WAKABAYASHI(正会員)

  • 2008年 九州大学大学院工学府博士後期課程修了 博士(工学)

  • 九州大学大学院工学研究院応用化学部門 助教

後藤 雅宏
Image

後藤 雅宏

Masahiro GOTO(正会員)

  • 1989年 九州大学大学院工学研究科博士課程修了 工学博士

  • 九州大学大学院工学研究院応用化学部門 主幹教授

前の記事へ

特集 イオン液体化技術を応用した経皮吸収促進

特集 微弱電流による薬剤の皮内送達

次の記事へ

Online ISSN : 2435-2292

Print ISSN : 0375-9253

image

PDFを閲覧するにはAdobe Readerが必要です。

お気に入りから削除しますか?

はい